慢性胃炎の口臭を改善する>>すぐに効果がある方法は?

慢性胃炎だとどんな症状が起きる?

慢性胃炎とは胃炎が慢性化した状態をいいます。
胃粘膜の炎症が長期的に続くことで胃粘膜が委縮して、胃液の酸度が低下することで発症します。
強い痛みは伴いませんが、胃もたれ、不快感、食欲不振、胸焼け、げっぷ、吐き気などを感じることが多いです。
ただ、人によっては自覚症状がほとんどない場合もあります。
そして、慢性胃炎は大きく以下の4つに分けることができます。
・表層性胃炎
・びらん性胃炎
・萎縮性胃炎
・肥厚性胃炎
表層性胃炎は胃粘膜の表面に軽い炎症が起きている状態です。
びらん性胃炎とは炎症によって胃粘膜の表面がえぐれた状態をいいます。
萎縮性胃炎は炎症で粘膜が萎縮している状態で、肥厚性胃炎とは炎症で胃粘膜が厚くなった状態のことです。
この中で一番多いのが萎縮性胃炎です。
どの種類も全て胃粘膜の炎症が関係しています。
放置すると悪化してしまうので、早めに治療をはじめるようにしてください。

治療が遅くなればなるほど治りづらくなります。
ここに挙げた症状のほか、このサイトで解説しているように、きつい口臭が発生することがあります。
最近ずっとなんとなく胃の調子が悪い、口が臭いと言われたなどの症状がある場合は、慢性胃炎を疑ったほうが良いかもしれません。


慢性胃炎を放置するとどうなるの?


慢性胃炎を発症している人は意外に多いので、珍しい病気ではありません。
しかし、症状が出ている場合は早めに治療を行ってください。
そのまま放置してしまうと胃ガンにつながることがあります。

慢性胃炎はピロリ菌によって引き起こされることが多いです。
このピロリ菌によって慢性的に炎症を起こしていると、細胞が変化して、ガン化しやすくなります。
もちろん、慢性胃炎を放置したら、必ずガンになるということではありません。
あくまでも発症する確率が高まるということです。

ただ、ガンの発症リスクを少しでも抑えるためにも放置するのはやめてください。
ピロリ菌を除去して炎症を治すことで、胃ガンの発生率は3分の1以下に減るといわれています。
このくらい大幅に発症リスクを抑えられるので、慢性胃炎だと診断された場合は面倒臭がらずに治療を始めましょう。
早めに治療を行えば、それだけ改善するのも早いです。

自覚症状が乏しい病気なので、ハッキリした症状が現れない場合もありますが、げっぷが多くなったり、吐き気や胸焼け、胃もたれが続く時は慢性胃炎の疑いがあるので受診しましょう。

慢性胃炎の治療法


慢性胃炎の治療法は症状によって異なります。
まず、発症していても自覚症状がない場合、治療をする必要はありませんし、軽ければ治療しなくても治ることもあるでしょう。

自覚症状がハッキリ出ている場合は薬物療法で改善を目指します。

胃もたれを感じる方には消化管運動機能改善薬、胃酸の分泌が多い方には胃酸分泌抑制薬が処方されます。
また、症状に応じて胃粘膜保護剤や制吐剤なども処方されることがあります。

これらの薬を服用していれば、次第に症状が改善していきますが、服用をやめてしまうと再発する可能性があるので、医師から指示がない限り、やめないようにしてください。
そして、生活習慣や食生活の見直しも慢性胃炎を改善するために大切なことです。
原因がピロリ菌の場合はピロリ菌の除去が行われます。

抗生物質やプロトンポンプ阻害剤といった薬による薬物療法と食事療法を行うことで、ピロリ菌を除去します。
慢性胃炎の場合、ピロリ菌が原因の可能性が高いので、基本的にピロリ菌の除去を行うことになるでしょう。

慢性胃炎は口臭の原因にもなりますので、早く治したいものです。
慢性胃炎の治療法は主には以下の二つです。

・薬物療法
・ピロリ菌の除菌

慢性胃炎の治療で最も多く用いられるのが薬物療法でしょう。薬物療法とはその名の通り、薬を使って治療を行うことをいいます。使用する薬は健胃薬、消化薬、制酸剤などといったものです。

-健胃薬は胃の機能を向上させる効果があり、
-消化薬には消化吸収を高める働きがあります。
-制酸剤は過剰に出ている胃酸を抑制する薬です。
一般に胃腸薬などと呼ばれて市販もされているものもありますが、こういった薬を使用して、慢性胃炎の症状を改善していきます。

ただし薬には必ず副作用があるので、病院で処方された薬は医師の指示に従って正しく服用してください。自己判断で飲む量を増やしたり、途中で使用を中止してはいけません。
「用量用法を守る」は、薬の服用の基本です。



なお、ピロリ菌が原因の場合は除菌しないとなかなか症状が改善しません。
ピロリ菌の除菌は、プロトンポンプ阻害剤と抗生物質といった薬を使用して、除菌を目指します。
治療をすることによって、80パーセントほどの確率で除菌できると一般にいわれています。除菌治療には、いくらかかるのかと、不安に思われるかもしれませんが、ピロリ菌の除菌には健康保険が適用されるので、自己負担額はそれほど大きくありません。

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